従業員のモチベーションを下げない方法というのは、精神面やスキル的な話に限った事ではありません。
中には、驚くような理由で日々苦しんでいる人もいます。
それは職場で一緒に働く人の「体臭」です。
圧倒的に女性に多い悩みなのですが、今はタバコの臭いで悩んでいる人は少ないと思いますが、臭いの問題はタバコだけでは終わらないようです・・・。
職場だから、臭いだから、逃げ場がない
ちょっと話をするとか、すれ違うくらいならそれ程問題ではないかもしれません。
でも、確かに席が隣りとかになってしまうと、逃げる事が出来なくて困ってしまいそうです。
臭いとか音という、感覚に直接作用する事というのは、理性だけではなかなか乗り越えられない問題ですよね。
これでは、モチベーションが下がって、能率も落ちてしまいそうです。
ただ問題なのは、体臭というのは ちょっとデリケートな領域ですよね。
ルックスと同じで、気をつけてコントロールしようにも限界があり、それは個性とも言えるからです。
従業員同士はもちろん、部下から相談を受けた上司が、臭いの主に忠告したりするのも難しいと思います。
サービス業や店舗ならいざ知らず、オフィスの場合などは「体臭に気をつけるように」なんて、特定の人物を指してとかいう以前に、言えませんよね・・・。
対人問題として捉えない
こういうナーバスな問題は、グレーに解決するのが一番かもしれません。
人対人の問題と捉えるとトラブルの元になりかねませんが、単なる「環境問題」として捉えたらどうでしょうか?
原因にフォーカスせず、現象に対処するのです。
具体的に言うと「人が集まっていて空気が籠もっているのだから、空気清浄機が必要である」くらいの感じです。
ただ、手段はグレーであっても、効果は確実に出さなければ、臭いに苦しむ従業員を救う事はできませんよね。
臭いを確実に取り除くには、空気清浄機ではあまり効果は見込めません。
やはり「脱臭機」が必要になってきます。
おススメの脱臭機もご紹介しておきます。
富士通は脱臭の分野で定評がありますし、この機種はペット臭対策として人気です。
ペットに効果を発揮するのなら、体臭対策にも良さそうですよね。
そして、これを「空気清浄機」として設置するのです。
このマシンを見て脱臭機だと気がつく人がいたとしても、「名指し」はしないので誰も傷つく事はありません。
これを、あくまでも表向きは「空気清浄機」として扱えば良いのです。
体臭のある人には指摘せずに済むし、臭いに苦しむ人は解放されて、仕事に集中する事が出来ます。
まとめ
オフィスでは、デスクは分ける事ができても、空気だけはプライベートエリアを保つ事ができませんよね。
ならば全体の空気を快適に保つしかないのですが、温度ならエアコン、乾燥なら加湿機と、目的に沿った手頃なものをピンポイントで導入した方が、全てを兼ね備えた大掛かりな設備よりも効果的かもしれません。
最適な設備を選んで環境を整え、従業員の苦痛を取り除くのも、モチベーションを下げないようにする有効な方法です。