店舗でアルバイトをしていると、店内のうるさいBGMにイライラさせられて、ただでさえテンパっている所へ、更に煽られてしまう事があると思います。
それも ただ音量が大きいというだけではなく、いかにも心拍数が上がりそうなテンポの音楽をあえてかけて、まるで競技のように頑張れとでも強制しているんじゃないか?と感じるような場面は、少なくないのではないでしょうか?
こんな策略は無視して自分のペースで冷静に仕事したいと思っても、音楽って けっこう感情にダイレクトに影響してしまうんですよね。
今回は、こんな環境でも自分の心理状態をコントロールして、嫌な気分から解放される方法をご紹介します。
音楽で誰を煽っているのか?
うるさいBGMで煽られているような気分になった時は、まずその音楽が「誰を」煽っているのかを考えてみる必要があると思います。
それは、本当に従業員に向けたものなんでしょうか?
確かに店舗の仕事というのは、お客さんや従業員同士からも煽られる事が多かったりするので、うるさい音楽も何だかその延長線上に思えてしまうかもしれません。
ところが、やかましいBGMというのは従業員を煽るためのものではないんです。
もしそうなら、逆に裏方で流れていなくてはなりませんよね。
でも裏方だけにBGMが流れていて、店舗が無音のお店って、聞いた事がありません。
この事実に気が付くだけで、うるさいBGMのニュアンスが少し変わってくるのではないでしょうか?
気が付くだけで良い
ちょっと例え話をすると、たとえば普段はGパンなどのカジュアルな服しか着ない女性が、何か特別な理由で、フォーマルドレスや着物を着なければ ならなくなったとします。
こんな時、いつものカジュアルな服装の時のように大股で歩いたり、前かがみでノッシノッシ歩いたらカッコ悪いですよね。
でも、これは普段カジュアルな服装しか着ないので、パーティードレスを着たときの身のこなし方が「わからない」というだけです。
例えば、友達が「こういう席では、背筋を伸ばして小股に歩くものだよ」と、ひとこと教えてあげるだけで解決したりします。
ただ、服装によって歩き方を変える必要がある という事に「気付けば良い」だけなんです。
何も、モデル歩きを習得したりする必要はありませんよね。
気分を変える方法
自分の視点でしか見えていなかった事が、知らなかった情報が入ったり、違う側面から見ただけで、世界がガラッと変わってしまうのは良くある事です。
店舗でかかっている騒がしいBGMというのは、お客に「今買わなくちゃ損だよ!」という心境にさせて、商品をなるべく多く売りたいという意味合いなのだという事を「知れば」、もう大丈夫です。
これがわかっているだけで、あなたのストレスは半分になると思います。
何も「どんな環境でも動じないような精神力」を目指して、鍛えたりする必要はありません。
お客さんが煽られて商品を購入してくれなければ、自分のお給料は支払われず、仕事自体も無くなってしまうと思えば、うるさいBGMの聞こえ方も違ってくると思います。