バイト探しで失敗する例として、求人募集に示されていた内容と実際が違っていた、という事があると思います。
例えば募集には職場が「駅から5分」と書かれていたのに「実際には25分かかる距離だった」とかです。
ところが この程度の食い違いは、現在の常識では嘘にはならないようです。
一つ一つは小さな「誤差」でも積み重なれば、働く側にしてみれば嘘だらけの結果になってしまう事が少なくありません。
その一例として、この通勤の嘘がどうして許されているのかという内訳をご紹介します。
そして、こういう募集にハマらない「おいしいバイト」探しに おすすめの方法をご紹介します。
一つ一つは常識の範疇!?
どうして求人募集の内容と現実が食い違っていても許されているのでしょうか?
その理由を、通勤時間の嘘を一例にしてお話したいと思います。
駅から5分と表記されているのに、実際は5倍の時間がかかる原因はこうです・・・。
不動産の徒歩表示ルールでは「1分=80m」という基準になっていますが、これはあくまでも地図上の話でしかありません。
例えば、改札から乗り場までがメチャメチャ深くて、延々とエスカレーターに乗らなければならない地下鉄の駅ってありますよね。
これは徒歩表示にはカウントされません。
さらに、職場のビルの「入り口」の問題があります。
大きな店舗などは、たいがい客用と従業員用の出入り口は別になっています。
そして、従業員用はビルの裏側にあるのが常ですよね。
でも、ビルの裏側に回る時間は表示されません。
そして大型のビルである程、その距離は大きくなります。
次に、階段の問題です。
ロッカールームや休憩室などの従業員スペースは、だいたい最上階と決まっています。
おまけに大型の店舗だと天井が高いので、普通の住居の2倍くらいの高さになってしまいます。
3階建なら6階分、4階建なら8階分の階段を登らなければなりません。
そして極めつけは「5分前入場」の義務付けです。
職場には、ギリギリではなく5分前にたどり着いている事を要求されたりしますよね。
こんな風に、通勤時間は少しずつカサが増してしまう事が多いんです。
そして通勤時間の嘘などは まだ序の口で、バイトに対する想像と実態の違い全体から見たら、ほんの一部に過ぎないのです。
バイト探しの時期
バイト探しをする時に気を付けるべきファクターとして、始める「時期」もけっこう重要です。
同じ職場でも、入る時期を間違えると後々大変になってしまいます。
バイト探しにおすすめの時期があるというよりは、仕事を始めるタイミングとして「避けた方が良い」時期があるんです。
それは、2月や8月などの決算期直前です。
というのは、会社側の都合で、業務の改善や新しい業務の導入を開始するのは、年度末の直前になる事が多いという理由からです。
こういう時期は、業務が変わったり増えたりして、職場はてんてこ舞いになっています。
そんな中に新人として入ってしまうと、既存の従業員も自分の事で精一杯で、人に教えたり気を使っている余裕はありません。
まだ わからない事だらけの自分は邪魔なだけな存在で、人に聞こうとしても ぞんざいな扱いを受けるのは避けられません。
業務改変の嵐はそのうち収まりますが、最初に嫌な思いをした記憶はけっこう残るので、必要以上にスタッフが嫌な人に思えたりして、職場に馴染むのに時間がかかってしまいます。
そして、それを見て周りの方でも、あなたを敬遠するようになってしまいます。
新しい職場に慣れるには、けっこう神経やエネルギーを使いますよね。
そこへ、ますます負荷がかかってしまうわけです。
どうせ仕事を見つけるなら、一番落ち着いていそうな時期を選んだ方が、嫌な思いをせずに済むのではないでしょうか。
キツいバイトばかり選んでしまう理由
通勤時間にサバを読まれる、実際には給料が支払われない労働時間が存在する、仕事内容に食い違いがあるなど、求人の募集内容と現実が違っているという事はめずらしくありません。
それどころか、いかにも楽々の仕事のように説明されていても、実際は超ハードな業務で、従業員の扱いも悪い所がほとんど、というのが現実です。
では、そういうキツい求人募集を避ける方法はあるのでしょうか?
もう日本には、そういうバイトしか無い・・・?
そんな筈は無いですよね。
実は、バイトを見つけるのに求人情報誌や求人広告、ネットの求人募集サイトから仕事を選んでいる時点で、既にアウトなのです。
求人の広告を出している所というのは、すなわち仕事内容が過酷で、人がすぐに辞めてしまうので、常に求人募集していなければならない職場です。
広告から選んでいる限り、辛いバイトばかり選択してしまうという訳です。
では広告の他に、割の良いバイトを見つける方法があるのでしょうか?
おいしいバイトを見つける方法
おいしいバイトを見つける おすすめの方法というのは、かなりアナログです。
まず、あなたの住んでいる町を散歩してみてください。
そして、街角やお店に貼ってある張り紙がないか、注意して探してみるのです。
もし見つけても、立ち止まって読んだりするのは けっこう恥ずかしいものですよね。
だから、そういう募集が人の目に触れる事はあまりありません。
でも、こういう癖をつけることで、おいしいバイトを見つける事が出来たら良いですよね。
ただ、リアル店舗の張り紙ならば何でも良いという訳ではありません。
見るべきポイントは、その張り紙に「お金をかけているかどうか?」です。
ラミネート加工されていたり、デザインされたカラープリントのものは、お金がかかっていますよね。
これは、お金をかけなければ人が集まらないという証拠です。
おいしいバイトの張り紙というのは、汚い手書きの募集です。
それは「目ざとい人なら、この募集を必ずキャッチする」という事がわかっているからです。
募集の張り紙にデザインを加えたり、情報誌に高いお金を払って広告を載せる必要は無いのです。