最近は、業務改善、効率向上みたいな事ばかり言われて、人間の仕事が全てAIに取って代わられような論調も多いですね。

そういう中、自分の仕事といえばその真逆で、煩わしい、面倒くさい、まどろっこしい、分かりにくい事で溢れていたりしませんか?

こんなカオスな毎日に疲れた時は、あまり業務改善だの時短だのという頭はいったん捨てた方が良さそうです。

無駄な仕事をさせられている?

「無駄な事ばかりやらされている」とか「煩わしい事ばかり起こる」という空虚感に苛まれ、希望を持てなくなる事がありますよね。

でも、こういう心境の裏側には、仕事とは単純に「作業」の部分だという認識があるのではないかと思います。

その仕事にお給料が出る理由

極端な話、単純な作業のような仕事は、もはや人間には許されていないのかもしれません。

例えばクレーム処理や事故の調整など、突発的だったり規格外のような部分が人間に残された仕事になってくるわけです。

店頭に並べておくだけでは売れない商品を、人間の手で売れるようにするというのもあるかもしれません。

そういう意味では、定型業務よりもむしろ不具合や例外の方に注目した方が良いかもしれないのです。

それを処理する事に「あなた」という人材の存在価値であると言っても過言ではありません。

楽になる方法はあるか?

もし面倒やトラブルから逃げたくて転職したとしても、行った先でその職場にはその職場の煩わしさがあると思います。

下手をすると、もっと過酷な状況に追い込まれてしまう可能性まであります。

逃げる事が不可能なら、残念ながら「立ち向かう」しか方法はありませんよね。

でも、いったん煩わしい問題に対してウエルカムになる事が出来れば、職場での居心地はかなり良くなると思います。

もしかしたら、職場での地位も上がるかもしれません。

ただトラブルになった時に、すべて自分で解決しなければと思ったら、それは辛いと思います。

普通の会社であれば、トラブル時の受け皿が用意されているものです。

これ以上は自分ひとりでは無理だなと判断したら、他に大いに助けを求めて良いと思います。
むしろ一人で抱えず、会社全体で共有する意味がある場合もあります。

AIが負けない仕事とは

もちろん業務改善・効率向上も大事ですが、そういう視点だけ見ていては行き詰まる事がありますよね。

整備されていない面があるからこそ、人間にしか出来ない仕事があるのだと思います。

一見無駄があるように見えても、それは「必然」な場合があります。

どうせ煩わしい作業をするなら「なぜこんな無駄をさせられるのか」と力むよりも、「何が起こっているのか?」という事に想像を働かせた方が面白いし、自分自身の将来にも役に立つと思います。

無駄な作業はそのうち整備されていき、本当にAIに取って代わられる時が来ます。

人間はむしろ「カオス状態」を楽しむくらいの気持で仕事に望む方が、気持が楽になるかもしれません。

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