今回もいくつか視聴したが、面白かったモノだけ二つ紹介する。

仏教は人生の時期を目的別に分けている

「これは宣伝だ!」と言い切る大愚和尚・・・男前だ。

相談者は、サラリーマンとして数十年働いて来たので、
社会的な役割は果たしていると思っているようだが、
実は、”社会” ではなく、”会社” のためにしかなっていない、
という状況もあるのではないか?

これは相談者のように技術者として
職業人生を全うしてしまうと、
気づきにくいことだ。

ましてや、”家族のため” に生きるのは今さら感が否めない。

働いていた頃は
仕事にかまけて家族を省みる時間が取れなかった
ということなので、
やり直したい気持ちは理解できるが、
実のところ “手遅れだ” と思う。

家族の方は煩わしく感じるのではないだろうか。

何事もやるべき時期というのがある。

秋は、刈り取る時期であって、
種まきの時期ではない。

自分の記憶ではダンマパダで3つの時期に分けられていた。

年代というより、青年期、壮年期、老年期だ。

青年期は、仕事のためにスキルを覚える時期。

壮年期は、妻や子供を養う時期。

この2つの時期は自分や家庭のことに精一杯で、
とても余裕がない。

そして財を蓄えておく時期でもある。

老年期は、家族から意識を離して、
社会のために良い事をする時期だ。

インドでは田舎道のワダチを埋土している老人もいるらしい。

つまり収入がなくても、
社会にとって良いと思える仕事を見つける時期だ。

仕事という言葉が、
収入がある事を前提としているような雰囲気があるので、
イメージしづらいが、本来、そこは関係がない。

現代の宗教は『恋愛ドラマ』

保江邦夫先生はスピリチュアル界のドンと言っても良いくらい引き出しが多い。

全12本あったが、最後のだけでも良いと思う。

確かに現代に不足しているのは宗教なのかもしれない。

最近、般若心経の解釈の記事を書いたが、

お経の内容は、最後に出てくる真言の
ギャーテー、ギャーテー・・・のセールスページとも言える内容で、
しかも、その真言の内容でさえ “公式ページはコチラ>>>” みたいな感じで、
『何だそりゃ?』なんだけど、
実際に唱えてみると、瞑想が深まるから不思議だった。

その理由がわかった気がする。
個人的にはキリスト教は好きではないのだが、
以前、ヨーロッパを旅行中に教会に入ったとき、
ちょうど聖歌を歌っているところで、
あまりの美しさに心を奪われたことがあった。

そもそもアートって、
宗教と共に成立して来たんだよなと、
改めて思う。

では、現代のアートは、何によって成立しているのか?
はたと気づいたのが、『恋愛ドラマ』だ。

なるほで、現代の宗教は『恋愛ドラマ』なんだなあ^^

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