仕事や勉強になかなか集中できない、もしくは集中力が続かないから目標を達成できない。
こういう悩みを抱えている人って結構多いと思います。
好きな事なら1日中でも没頭できるというような話がありますよね。
では好きな事に対してなら、人は超人的な能力を発揮できるという事なのでしょうか?
どうやら、それはちょっと違うようです。
この記事では、今日からでもできる「集中力を持続させる簡単な方法」をご紹介します。
人間の集中力の限界
集中力を持続させる方法といっても、今回ご紹介するのは、ノンストップで長時間稼働するマシンのようになるという話ではありません。
ダラダラと時間を使う事を止めて、確実にアウトプットが残せる仕事なり勉強の仕方をするという意味です。
じつは、人間の集中力には それほど違いはありません。
ただ、集中力を有効に使える人と使えない人がいるだけの事です。
例えばテレビアニメですが、1話の長さが23分くらいですよね。
テレビアニメというのは、継続して視聴してもらう為に様々なマーケティングのノウハウを駆使して製作されています。
そして、最終的に子供が飽きる事なく集中して見る事が出来る時間として、23分という長さが選ばれているわけです。
それも、間にCMを挟みますよね。
更に本編は、飽きさせないストーリー展開が用意されていて、集中力を途切れさせない構造になっています。
こういうエンターテイメントの世界ですら、集中力の限界を23分に設定しているという事は、勉強や仕事となるともっとハードになるわけです。
集中力を持続させる方法
どんなに頑張っても、訓練しても、人間の集中力は23分くらいが限界です。
というか、むしろ23分間集中する事ですら、けっこう大変だという事です。
だから仕事や勉強で成果を上げたい時は、この23分という集中タイムを、1日に何回繰り返す事が出来るか?という事に目を向けた方が有効です。
方法としては、23分集中したら、10分休憩するようにします。
そして、もう23分集中します。
これを1セットとすれば、案外1日のうちで何セットも繰り返しが可能になります。
ただこの方法を実行するには、素早く集中状態に入る必要がありますよね。
ダラダラと開始していては、23分なんてあっという間に経ってしまいます。
集中力を持続させるには、素早くスイッチを入れる必要も出てくるのです。
自分でスイッチを入れるには?
体は机に向かう事が出来ても、意識をコントロールするのは難しいですよね。
中でも一番厳しいのが「自分の意思」で始めるという所で、これは なかなかエネルギーがいる事です。
だから、会社とか学校が必要なのかもしれないですね。
誰かが側にいるなら「これからやるよ!」と一声かけるという方法もあると思います。
でも、なるべく自分ひとりで完結する方法の方が良いですよね。
やる気スイッチを入れる秘訣は「とにかく始めてしまう事」で、行動がやる気を促すという話はよく聞きますが、それすら億劫なのが人間の性のような気がします。
だから、ここでは「とにかく開始する」ためのコツをご紹介したいと思います。
物事をやり始める時って「歯磨きをするには、まず立ち上がる」とか「料理をするには、まず冷蔵庫の中身をチェックする」みたいな予備動作がありますよね。
それをやってしまうと、後は無意識で自動的に行動している事が多いと思います。
だから「意識」は、なるべく最初の小さな事に向けた方が小さなエネルギーで済み、成功する確率が高くなります。
手軽で使える予備動作とは?
勉強や仕事を開始する時も歯を磨く時と同じで、小さな予備動作がやる気のキッカケになります。
具体的にはどうすれば良いのかというと、これから始める事をメモに走り書きするのです。
さらに予備動作を小さくする為に、メモに走り書きする前に「日付と時間」を入れる事から始めます。
パソコンやスマホなら、変換機能で「きょう」とか「いま」で現在の時間が出てきますよね。
これで、だいぶ初動のハードルが低くなると思います。
これなら今すぐにでも出来そうな気がしませんか?
この何気ない作業が予備動作になり、あとは自動的に行動パターンが回り始めます。
そして一気に23分集中して、それ以上はやらないのがポイントです。
集中力が続かないのにダラダラやっても、効率が悪くて時間を無駄にするだけだからです。
いままで集中力を有効に使えていなかった人は、この方法に変えただけで成果が上がり、さらに余暇が生まれると思います。